タチカワブラインドは、住宅・オフィスを問わず、省エネと快適性の両立を実現する窓まわりアイテムを幅広く提供しています。
今回は、近年注目が高まっている遮熱性能を備えたブラインド製品について取り上げ、猛暑や電力高騰といった社会課題への具体的な対策としてブラインドを活用するメリットをご紹介いたします。
日本気象協会が公表した「日本の気候変動2025」では、今年の夏も記録的な暑さが予想されており、熱中症対策や省エネ対策が重要となります。
また、（一社）日本建材・住宅設備産業協会 省エネルギー建材普及促進センターによると、「夏における室内への熱の流入は約73%が窓から侵入している」と報告されており、住宅の冷房時における熱の侵入経路である窓まわりの工夫が、省エネ対策や快適に過ごすための大きなポイントとなります。

電気代の高騰や記録的な猛暑が続く中、今年の夏は「冷やす」前に「防ぐ」という視点で、手軽にできる暑さ対策への関心が高まっています。窓まわりにおいて、遮熱性能のある生地やスラットを使用したブラインドは、賃貸住宅や改修が難しい家庭でも取り入れやすい対策の一つです。
住宅の断熱リフォームや高性能窓の導入などの施策も注目されていますが、一方で、「工事は難しい」「賃貸で改修できない」といった声も少なくありません。こうした背景から、高断熱サッシや窓リフォームのような大がかりな改修よりも、手軽に取り入れられるブラインドの中でも遮熱性能をもつスラットの活用が手軽な選択肢となっています。また、住宅のみならず、オフィス空間においても遮熱性能をもつブラインドを活用することで、電力消費の削減や、快適な室温環境の提供にも貢献します。
遮熱性能のあるブラインドを選ぶ際には、スラットごとに遮熱機能の有無や性能レベルを事前に確認することがポイントです。特に、日射しが強く差し込む窓まわりでは、遮熱効果の違いが室温や冷房効率に大きく影響する可能性があります。
製品によっては、日射熱の遮蔽性能が一定の基準を満たしていることを示す表示やマークが付されていることもあるので、こうした性能表示を参考にするのも一つの方法です。
また、遮熱性能の有無や対応カラーの詳細などは、各社が発行している製品カタログにも掲載されているため、選定時にはあわせて確認するのがおすすめです。

生地の性能表示マーク　［遮熱マーク］

タテ型ブラインド「ラインドレープ」は、スラットの向きを変えるだけで採光と眺望をコントロールできる、スマートなタテ型ブラインドです。ドレープやレースに遮熱性能を持つ生地を選ぶことで、リビングなどの大開口の窓からの熱の侵入を防ぎ、お部屋の冷房効率を高めることができます。
さらに、ドレープとレースを交互に配置すれば、光と視界をコンロールすることも可能になり、プライバシーを守りながら、心置きなく眺望を楽しめます。
他にも「UVカット」や「遮光」、「ミラーレース」対応の生地もラインナップしており、空間や用途に応じて最適な組み合わせをお選びいただけます。

ブラインドの定番であるアルミ製のヨコ型スラットに、遮熱性能と快適さを兼ね備えたのが「グロスレス遮熱」スラットです。
スラットに施された遮熱コーティングにより、窓から差し込む日射熱を効果的に反射・カットし、室温の上昇を抑える効果が期待できます。冷房効率の向上にもつながり、夏場の冷房負荷や電力消費を軽減する省エネ対策としても注目されています。
また、スラット表面のツヤ（グロス）を抑えたマットな質感が特長で、眩しさを感じる強い反射やぎらつきを抑制しながら自然光を採り入れることで、視覚的なストレスを軽減し、明るさと省エネのバランスを保った心地よい空間を演出します。

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